■ ID
| 1285 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 海成層および海成段丘の分布に基づいた関東平野における中期更新世以降の海岸線の復元
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■ 著者
| 松島紘子
(独)産業技術総合研究所 須貝俊彦
東京大学 水野清秀
(独)産業技術総合研究所 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| 日本地球惑星科学連合 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本地球惑星科学連合2010年大会、平成22年5月26日 |
■ 抄録・要旨
| 関東平野における古環境(特に中期更新世以降の海岸線および海域の変遷)を復元するため、関東平野内陸部における既存柱状図について当該地域内で掘削されたオールコアボーリングの海成層と連続する層準を対比した。その結果、内陸部を含めた関東平野の全域を対象に、海成の地形面と堆積層の分布をもとに、MIS11以降の各間氷期における海岸線の位置が初めて復元された。各間氷期の海域分布の特徴とそれらの長期的変遷は、(1)MIS曲線から推定されるグローバルな氷河性海水準変動と、(2)MIS11以降の盆地全体の底上げ的相対隆起運動の組み合わせによって矛盾なく説明することができた。逆に(2)を前提にすると、関東平野においては、MIS11とMIS5の海進がとくに大規模であったということが推測でき、安定地域で最近得られつつある知見とよく調和していた。
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